<メンバー限定>2017年物理学賞に麻布OBが貢献(後編)
2017年物理学賞に麻布OBが貢献(前編)
*アインシュタインが導いた重力の基礎方程式
アインシュタインが1915年から1916年に一般相対性理論を発表し重力波の存在を予測してから約100年。重力波は中性子星やブラックホールの連星の合体や超新星爆発などから発生すると考えられてきたが、これまで直接検出されたことはなかった。ついに2015年9月14日、米国のLIGO検出器が世界初の重力波の観測に成功。2017年ノーベル物理学賞として、米マサチューセッツ工科大学のワイス博士、カリフォルニア工科大学のソーン博士、バリッシュ博士の3氏が受賞。これを他国の研究だから私たちとは遠い世界のニュースだなんて軽く流してしまってはいけない。この研究に1991年麻布卒の新井宏二さんが参加していたのである。
アインシュタインは自らが提案した重力の基礎方程式からの数学的な帰結として「光速度で伝わる時空の歪み」重力波を導き出した。しかしその振幅は途轍もなく小さく、重力波はその直接検出を拒み続けてきた。このアインシュタインが置き土産にしていった「最後の宿題」を解くためには、世界中の1000人もの研究者の力を結集して、長さ4kmという巨大な装置「LIGO」を建設する必要があったのである。1991年麻布卒の新井宏二さんはそのLIGO研究所に所属し装置開発に貢献をしてきた研究者である。そんな新井さんに、麻布時代の話からこのLIGOに至るまで様々なことをインタビューした。
カリフォルニア工科大(カリフォルニア州パサデナ)のキャンパスに設置されたプロトタイプ干渉計施設。レーザー保護メガネを掛けて実験中の新井宏二さん。提供:LIGO Lab / Koji Arai
新井宏二
略歴
1985/4 麻布中学校入学
1991/3 麻布高校卒業
1991/4-1993/3 東京大学教養学部理科一類
1993/4-1995/3 東京大学理学部物理学科
1995/4-1997/3 東京大学理学系研究科物理学専攻修士課程
1997/4 東京大学理学系研究科物理学専攻博士課程進学
1999/6 東京大学理学系研究科物理学専攻博士課程中退
1999/7 国立天文台(助手)着任
2002/5 博士(理学)取得(東京大学理学系研究科・論文博士)
2009/6 国立天文台(助教)退職
2009/7 カリフォルニア工科大着任(至現在)
プロフィール
1999年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程中退.2002年博士(理学)取得(論文博士).1999年より国立天文台助手・上級研究員・主任研究員・助教としてTAMA300重力波検出器の開発に従事.2009年より米国カリフォルニア工科大にてLIGOプロジェクトに参画,Senior Research Fellow,Research Assistant Professorを経て,現在Senior ScientistとしてAdvanced LIGO重力波検出器の開発に携わる.専門はレーザー干渉計型重力波検出器開発,光学精密計測,低雑音エレクトロニクス,リアルタイム制御.2016年にSpecial Breakthrough Prize In Fundamental Physics,Gruber Cosmology Prize各受賞.2017年Princess of Asturias Award for Technical & Scientific Research受賞(LIGO Scientific Collaborationとして).日本天文学会,米国物理学会各会員.
*まず最初に麻布時代の新井さんのことを教えてください。
新井 小さい頃から特に宇宙限定ではなく理工学一般に興味がありました。10歳頃にプログラミングなる「全く新しい概念」に遭遇してハマり、麻布ではパーソナルコンピュータ同好会に入部しました。中学時代はゲームで遊ぶか自作するかしかしていませんでしたので、だいぶ成績は良くなかったです。数学で赤点をとったりとか。なんとかなっていた理科だけに頼りきってなんとか大学受験を乗り切りました。
*東京大学、大学院、研究者へ。LIGO研究所の一員になるまでのことを教えてください。
新井 もともと物理は好きだったわけですが、高校時代にさらに魅了された結果、大学で物理を専攻しようと思いました。それで理学部物理学科・大学院と進学しました。麻布ではコンピュータの部活をしていたわりに、それで食べていこうとは思いませんでした。インターネットが表舞台に出てくる数年前で、世界的なITの技術革新についても全く思いが至らず。物理学科では学友の方がコンピュータのスキルは上でしたし、理論物理には全く歯が立ちませんでした。むしろ電子工作とかメカとかの経験で、実験物理の方がはるかに向いていそうでした。
物理の研究者にとって大学院の研究室選びは人生の一大事でありますが、それにあたり私には「自分の手で作った装置で物理を計測したい」という思いがありました。宇宙の観測というのはその点で本質的であろうと思ったのですが、その中でも前人未踏であった「重力波検出」に挑戦してみたいと思いました。当時は「アインシュタインの予言から80年。未だ検出されず」という状況でしたが、まだこれからの分野の方が成果が出しやすかろうとか、20年後にも潤沢に研究テーマが残っているんじゃないかといった考えもありました。いわゆるブルーオーシャンというんですか。まさにその20年後に人類初の重力波の検出に関わることになるわけですが。
大学院の最後の年に国立天文台に就職が決まり、大学院を中退しました。働きながら学生時代の結果をまとめて、古巣から博士論文を提出しました。審査の主査は相原博明先生で、そのころの天文台の台長は海部宣男先生でしたが、二人とも麻布の大先輩だということは、だいぶ後になって知りました。
国立天文台ではTAMA300という重力波検出器を手がけたのですが、ここでは装置のあらゆる部分を好きなように触らせてもらえましたし、世界最高性能を誇った時期もありました。どの重力波検出器も装置の基本的な構造は同じなので、貴重な経験をさせてもらい非常に感謝しています。10年を国立天文台で過ごすうちに、米LIGO計画の世界最大の検出器が世界最高性能になっており、その技術力や組織力を学んでみたいと言う気持ちが徐々に強くなりました。そのとき丁度、現在のボスから「アメリカに来ないか」という誘いがあり、カリフォルニア工科大に移ることを決意しました。天文台の職を捨てて海外に出ていく人はあまりいなかったようで、人事課に退職届を出しに行ったら「教授と喧嘩したんですか!?」とビックリしていましたね(笑)。
イベントのご案内です「麻布クローズドだから語れる オープン&ディープな開業医のリアル(仮称)」
このイベントは終了しました。
麻布流儀です。
2018年10月24日ワインワークス南青山にて、麻布OB医療関係者限定のイベントを実施いたします。
イベントページは↓
ebook.com/events/1865824033536137/
「麻布クローズドだから語れる オープン&ディープな開業医のリアル(仮称)」
【日時】2018年10月24日水曜日 19時30分~
【場所】 ワインワークス南青山 港区南青山3−2−3 南青山カトレアビル2階
【参加費】ドリンク・フード付き5,000円
【参加資格】 麻布OBの開業医および開業を考えている医師の方々、医療関係者
【趣旨】麻布OBクローズドの場で、開業医および開業を考えている医師や医療関係者が集まり、開業に至った経緯や資金繰りや職員マネジメントなどのリアルな悩みをシェアし、医師としてのキャリアパスなどをディープでリアルに語り合います。
あわせてこれから開業しようか迷っている医師の方々に向けて、お金の話もあわせてディープに情報提供いたします。
【内容予定】
1.2017年開業の、開業医1年生によるありのまま対談。
後藤英晃氏(ごとう内科を新規開業。平成4年麻布卒)
×高橋宏和(中條医院を継承開業。平成4年麻布卒)
2.「医師でない私がクリニックを創り、経営してきたからこそ見えてきたこと 〜色々な開業医や開業を目指す医師と関わって感じたこと〜」
木下教之氏(医療法人社団相心調和会常務理事 平成7年卒)
3.ワークショップ「門外不出!麻布OBだけでシェアする開業成功談&失敗談」
主催の高橋さんにメッセージをいただきました。
麻布平成4年卒の高橋宏和です。
2017年10月に、千葉県船橋市でクリニックを開業しました。
まだまだ開業1年目でわからないことだらけで、ぜひ麻布の開業医の先輩がたにご指導うけたいと思いつつ、後輩の医師の方々で開業しようか迷っている方々へありのままの経験をシェアしたいと思うに至りました。
開業コンサルタントの業者は良いことしか言わないし、m3.comなどの医師SNSでは無責任な発言ばかり。
麻布obクローズドな会だからこそ語れる、ありのままのクリニック開業情報交換会を企画しました。
主催者として、お金のことプライベートのこと含め、参加者の方にすべてオープンに情報公開します!
今回第1回ですが、今後も麻布ob開業医&プレ開業医の皆様の交流の場として継続してイベントを行うつもりです。ディープな情報交換をするため、今回は医師や医療関係者、医業に関わる法律業務や会計業務などをされている麻布OBのみ参加とさせていただきますのでご了承ください。
参加の申し込み、質問は下記のイベントページでどうぞ。
https://www.facebook.com/events/1865824033536137/
<麻布OB限定公開>教育学者・秦由美子さん&麻布校長・平秀明さん トークイベントレポートフルバージョン
教育学者・秦由美子さん&麻布校長・平秀明さん トークイベントレポート
教育ジャーナリストおおたとしまささん(1992年麻布卒)によるイベントレポートです。
※麻布流儀メンバー限定のフルバージョン記事はこちら。
2018年8月17日夜、東京・代官山の蔦屋書店にて、教育学者の秦由美子さんと、麻布中学校・高等学校校長の平秀明さんによるトークイベント「イギリスの教育・麻布の教育」が開催された。秦さんの著書『パプリック・スクールと日本の名門校』(平凡社新書)の刊行記念イベントである。
秦さんはお茶の水女子大学分教育学部卒業後、アメリカ大使館に勤務。のちにオックスフォード大学で修士号、東京大学で博士号(教育学)を取得。現在は関西外国語大学教授。イギリスと日本の比較研究を専門にしており、『パプリック・スクールと日本の名門校』もイギリスのパブリック・スクールと日本の中高一貫校を比較する観点から書かれている。
秦さんは、イギリスのパブリックスクールの中でも「ザ・ナイン」と呼ばれる名門9校すべてを取材した。そもそもこれ自体が快挙である。イギリスのパブリックスクールは、スノッブを絵に描いたような存在で、取材を「させていただける」こと自体が奇跡みたいなことなのだ。それを9校すべてにおいて敢行したわけである。
日本でも数々の私立中高一貫校を取材した。そのうちのひとつが麻布であった。また、この本の編集担当も実は、麻布を2000年に卒業した岸本洋和さんなのだ。
*編集を担当した平凡社の岸本洋和さん(2000年麻布卒)
申し遅れましたが、私、1992年卒の教育ジャーナリスト・おおたとしまさと申します。純粋にこのイベントに興味があり、たまたま参加したところ、同期で麻布流儀主宰の前田慎一郎君が一人で取材に来ていたので、「良かったら、オレ、レポート書こうか」ということで、ここに駄文を披露することとなりました。
さて、本題。
「パブリック・スクール」とは何か。「ハリー・ポッター」の舞台として描かれる学校「ホグワーツ」のイメージといえばわかりやすいだろう。「ザ・ナイン」の中で最も古いのはウィンチェスター校で1382年創立。最も有名なイートン校は1440年設立。最も新しいものでも1611年創立のチャーターハウス校。日本の学校とは歴史が違う。
「パブリック」とはいっても公立ではなく、私立である。中世イギリス上流階級では、家庭教師をつけて教育を行うのが当たり前だった。「良き文化」が特定の家柄の中だけで継承される閉鎖的な社会だった。しかし、「良き文化」継承の門戸を「開こう」として、出自に関係なく秀才を集めてつくられたのが、パブリック・スクールなのだ。「スクール」とはもともと「教室」の意味である。
パブリック・スクールは主に5年制(ホグワーツは7年制の設定)。日本の中高一貫校の教育期間にほぼ重なる。そもそも戦前の旧制5年制中学は、イギリスのパブリック・スクールを模して設計されたといわれている。麻布も戦前は5年制の中学校であり、それが戦後に6年間の中高一貫校に姿を変えただけである。
幕末に来日し、当時の日本の様子を『大君の都』に著した、初代英国駐日公使ラザフォード・オールコックや、第2代英国駐日公使ハリー・パークスら、幕末から明治初期に来日した歴史上のイギリス人の多くは、イートン校の出身者ばかりである。彼らが薩長をけしかけて明治維新が起きたと解釈することもできる……。
ちなみに東大のスクールカラーのライトブルーは、ケンブリッジ大学のスクールカラーに由来しているといわれている。そのケンブリッジ大学のスクールカラーは、もともとはイートン校のスクールカラーに由来する。
イギリスのパブリック・スクールが、意外にも日本に多大な影響を与えていることを感じさせるエピソードはほかにもさまざまあるが、ここでは割愛する。よろしければ拙著『名門校とは何か?』(朝日新書)の第9章を参照されたい。
ちなみにその本の中で、よりによって麻布について書いた文章の中に致命的な誤植があるので、見つけたら各自で修正しておいてほしい(電子書籍とオンデマンド書籍は修正済みなので、誤植を発見したければ、書籍版を買うしかない!)。
イベントでは、秦さんと平さんの掛け合いによって、パブリック・スクールと中高一貫校の、共通点および相違点を明らかにしていった。大筋は秦さんの著書の内容にかぶるので、詳しくは述べない。以下、個人的に印象に残った話のみを記しておく。
麻布関係者として驚いたのは、麻布創立100周年のころ、一時期ではあるが、麻布がウィンチェスター校と提携関係にあったということだ。私は知らなかった。10年くらい関係は続いたのだが、最終的にはウィンチェスター校から「そでにされた」(平さん)とのこと。ある年から交換留学生を受け入れてもらえなくなってしまったのだ。
まあ、これをイベントで堂々と話す校長が、麻布らしくて、私は好きだ。
麻布がご存じの通りの「規律のない学校」であるのに対し、パブリック・スクール各校が「規律だらけの学校」であることは、ハリー・ポッターの世界観を見ればわかるだろう。生徒の自律を促す方法として、規律から入るか、自由から入るか、その点においては非常に対照的なのだ。
平さんは、「イギリスでは、子供を“小さな大人”と見なすところがあるのではないか」と指摘した。一方日本では、子供は子供として守られる文化があるというのだ。なるほどと思った。
たしかに前出のオールコックは、幕末の日本を見て、こう書き記している。「まさしくここは子供の楽園だ」。イートン校出身の彼からしてみれば、日本の子供たちの自由奔放さは衝撃的だったのである。
彼は当時の日本の子供たちの様子をこうも描いている。「いたるところで、半身または全身はだかの子供の群れが、つまらぬことでわいわい騒いでいるのに出くわす」。いまの麻布にそっくりではないだろうか。
質疑応答の時間もたっぷりとあった。そしてその時間はいつしか、会場に来ていた麻布関係者による自画自賛タイムの様相を呈した。これぞ「麻布という不治の病(笑)」である。これには秦さんも苦笑い。「最後の質疑応答の時間で、麻布の雰囲気がよくわかりました」と会を締めくくった。
おおたとしまささん(1992年麻布卒)、イベントレポートの寄稿ありがとうございました。
※麻布流儀メンバー限定のフルバージョン記事はこちら。
8月17日イベントに平校長登場!その裏に麻布OB編集者アリ!
麻布流儀編集部です。
イベント情報のご案内です!
2018.8/17(金)19:00〜21:00 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペースにて行われる、
【イベント】秦由美子『パブリック・スクールと日本の名門校―なぜ彼らはトップであり続けるのか』(平凡社新書)刊行記念「イギリスの教育・麻布の教育」
http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2018/07/post-626.html
著者で教育学者の秦由美子さんと、麻布学園校長の平秀明さんのトークイベントが開催されるという情報をいただきました。この平凡社という出版社の編集者である麻布2000年卒の岸本洋和さんが担当された書籍で、今回のイベントも担当されています。
この書籍、以前レポートさせていただきましたホーム・カミング・デイの対談会でも少し出てきてた書籍だったので、まさか、編集者も麻布OBだったとは驚きです!
HCD対談会レポ「麻布という不治の病」
↑ぜひこちらもどうぞ
そんな岸本洋和さんにご自身のことをお聞きしました。
岸本洋和
麻布高校平成12年(2000年)卒。ワンダーフォーゲル部。高2で選挙管理委員長を務める。
東京大学教養学部2004年卒
2011年に転職して平凡社に入社。
1.麻布時代のことを教えてください。どんな学生でしたか?
岸本 ワンダーフォーゲル部で登山をしていましたが、体育会系のノリは好きではなく、周囲からもどちらかと言えば文化部っぽい人間だと認識されていたと思います。高2で選挙管理委員長になり、サークル連合や予算委員会のメンバーと二応や広尾駅前のサブウェイでだべっていました。いまでも二応時代の友人とはよく会います。先週も何人かで飲みに行きました。
2.編集者になろうといつの段階で決めましたか?平凡社での仕事について少し教えてください。
岸本 もともと研究者になろうと思って大学に進学しました。大学院にも進みましたが、「あ、自分はひとつのことを突きつめるのに向いていない」と気づき(遅い)、「そうだ、京都行こう」と、以前から住んでみたかった京都へ行きました。2011年の震災直後にいまの会社に転職して、現在に至ります。
研究者になるのをやめて、さてどうしようと考えたとき、編集者や書店員など本にかかわることしか思い浮かびませんでした。のめりこむけれどあきっぽいというやっかいな性格なので、一冊ずつ異なるテーマの本がつくれる編集者という仕事は、自分に向いていると思います。おもに新書や単行本など文字が中心の本を担当していますが、展覧会図録や写真集などもたまに編集しています。
3.今回担当された書籍は岸本さんが麻布卒ということで、取材に立ち会ったりされたんですか?
岸本 弊社の『大学事典』(http://www.heibonsha.co.jp/book/b356713.html)という本の担当者から、著者の秦さんを紹介されました。それがたしか3年前だったかと思いますが、そのときすでに秦さんは麻布の訪問を終えられていたので、取材には同行していません。ただ、麻布のOBということで、秦さんからインタビューを受けました。その一部は本にも生かされています。
本が出たあと、東京でこの本に関するイベントができるといいなあと思っていました。数多い東京の名門校のなかで唯一取り上げているのが麻布なので(ほかは灘、ラ・サール、甲陽学院)、イベントをするのであれば著者と平校長の対談ができればと考えていました。実現できてうれしいです。
4.その他ご自身の担当書籍のこと、これからの目標など教えてください。
岸本 ここ数ヶ月で担当した本は、吉田篤弘さん『あること、ないこと』、中川明紀さん『ソウルフード探訪──東京で見つけた異国の味』、新戸雅章さん『江戸の科学者──西洋に挑んだ異才列伝』、加藤浩子さん『バッハ──「音楽の父」の素顔と生涯』などです。最新刊は、いま世田谷文学館で開催中の「ビーマイベイビー 信藤三雄レトロスペクティブ」の展覧会図録。信藤三雄さんは、日本を代表するアートディレクターで、ユーミンやMr.Childrenなど、CDのデザインを数多く手がけていらっしゃいます。信藤さんのお名前を知らなくても、みなさんのおうちに必ず信藤さんのデザインしたCDがあると思います。
出版不況と言われて久しいですが、無限の情報があふれる現代、情報の交通整理でもある「編集」そのものは、ますます大切になってきていると感じます。今後は、新しい本をつくるだけではなく、過去の遺産を編集しなおして生まれ変わらせていく方法を、もっと考えていきたいと思っています。
5.最後に一言。
岸本 著者の秦由美子さんはもちろん、麻布の平秀明校長のお話がうかがえる貴重な機会です。パブリック・スクールと麻布はどんなところが似ているのか、あるいは違っているのか。麻布の教育が優れている部分とともに、パブリック・スクールから麻布が学ぶべき部分、さらには日本のこれからの教育が進むべき道も見えてくるイベントになればと思っています。ぜひお越しください!
ぜひみなさま8/17ご都合のよろしい方は足を運んでみませんか?イベントのお申し込みは下記リンク先からどうぞ!
http://real.tsite.jp/daikanyama/event/2018/07/post-626.html
麻布流儀でも取材予定です!もし麻布OBの方もいらしたら麻布流儀の者にもお声がけください!
2016年卒の河村さん率いる東大チームがNHK学生ロボコン優勝!
2016年卒業の河村洋一郎さんは東京大学のロボコンサークル「RoboTech」で部長を務めていて、2018年6月10日大田区総合体育館で行われたNHK学生ロボコン2018で見事優勝しました!
この大会はABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会を兼ねていて、優勝した東大チームの「RoboTech」は日本代表に選出されました。
その模様は下記webページでもご覧いただけます。
https://www.nhk.or.jp/robocon/gakusei/index.html
さらに、2018年7月16日(月・祝)NHK G午前9:30より放送予定とのことです!
ご多忙でご本人の取材は追ってとのこととなりましたが、改めて取材を予定しております。
(下記の写真の使用は許可いただきました。インタビューを受けている河村さん)
下記はwebページをスクリーンショットさせていただいています。
<メンバー限定公開>川岸亮造さんの麻布時代のお話より