
2013年卒漫画家がもう一人!辻次さん「月刊!スピリッツ」連載開始
麻布流儀編集部です。
以前、2013年卒の漫画家の芦藻 彬(篠原 彬)さんをご紹介しましたが、なんとその同期に漫画家もう一人!!
ペンネーム辻次夕日郎さんは、同じ2013年卒。1/27水曜発売の「月刊!スピリッツ」にて連載を開始とのことで、インタビューしました!
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<漫画家/辻次夕日郎(本名の苗字は同じです)プロフィール>
1994年生まれ、漫画家/休職会社員。
2013年 麻布高校卒。
2013年 第86回手塚賞佳作受賞。
2014年「GUNOUT」でデビュー。
2017年 慶應義塾大学卒。映画会社に勤める傍ら漫画を執筆
2019年『スノウボールアース』スピリッツ賞入選。
同タイトルにて2021年1月27日発売月刊!スピリッツより連載開始。
https://twitter.com/yuhirotsuji
↓まずはどーんとその表紙を飾る感じをどうぞ。巻頭カラー66P!
──今年1月27日に月刊!スピリッツで連載を開始する!ということで、いろいろお聞きしていきます!
まずは漫画はいつから描いているのですか?
辻次 幼少の折、弟が飼っている亀が主人公の鉛筆漫画を描き、真似をして同じく飼っていたザリガニが主人公の漫画を描いたのが最初だったように記憶しています。
──麻布時代の話を教えてください。同期の漫画家、篠原さんとの出会いなども教えてください。
辻次 麻布時代は、アーチェリー部をメインに、囲碁部、美術同好会で遊んでいました。 篠原と出会ったのは、小学校入学前です。習い事が一緒だったそうです。 ただ、その記憶はなく、中学2年生時、同じクラスになったのが彼を認識した最初でした。
↓中2時、篠原から最初にもらった年賀状です!
自分以上に絵が上手いやつと初めて出会い、画力勝負を申し出たあげく、敗北しました。 それをきっかけに仲良くなり、 高校では篠原含む友人らと美術同好会を結成してだらだらと怠惰な青春を過ごしました。 その間にも篠原は、学校のオーケストライベント”ファミリーコンサート”のポスターを描き、文化祭・運動会のTシャツやクリアファイルをデザインし、卒業アルバムの扉絵を任され、文化祭では美術部門で活躍しながら、2~3つの展示を切り取りするなど、目まぐるしい活躍を見せてた記憶があります。私は鉛筆漫画を途中で挫折するのを繰り返しながらロボアニメにハマり、初めて漫画を完成させたのは高校生で、篠原や小説書きの友人に誘ってもらった漫画研究会の部誌が最初でした。
──漫画研究部だったわけではないのですか?
辻次 はい、私は漫研には所属しておらず、高2くらいから部誌は誘われるようになってゲスト参加してました。
──麻布時代以外の話もせっかくなので教えてください!
辻次 小学校時代は、塾のテキストに落書きをする毎日でした。 大学では入学と同時に漫画描きを目指し活動し始め、持ち込みや賞への投稿、読み切りの増刊掲載など、新人漫画描き活動をしていました。 大学1年生では、篠原と、その先輩の織田たみさんと一緒に、「芥」という同人誌を作り、初めてコミティアに出展しました。その3人では今も同人活動を続けています。 会社では、アニメの仕事や経理の業務などを経験しつつ、漫画のこともたくさんの方々に応援してもらって、現在があるという形です。本当に全方位足を向けて寝られないです。
↓大学一年時、篠原と、織田さんと作ったはじめての同人誌です。
──漫画についてこれがデビュー作だと思ったら違うんですね!大変失礼しました!ちょっと今までの活動を年表にしてみてください。
辻次 はい、こんな感じです。
2013年 第86回手塚賞「ゴリマッチョハート」佳作受賞
2014年 ジャンプNEXT!!2014 vol.5 「GUNOUT」掲載
2015年 ジャンプNEXT!!2015 vol.3 「TK4-タケシ-」掲載
2019年 スピリッツ賞「スノウボールアース」入選受賞
2021年 【月刊!スピリッツ】にて「スノウボールアース」連載開始
──今回連載を始める「スノウボールアース」についてどんな作品だか教えてください。
辻次 怪獣が宇宙から襲い来る世界で、少年とロボットが地球を救う――という最終決戦から始まる近未来SFサバイバルです。1月27日(水)発売の月刊!スピリッツ3月号より表紙&巻頭カラーで連載開始します。よければお目通しいただけると嬉しいです。
──最後に一言どうぞ。
辻次 先述の友人、篠原(芦藻 彬)の初連載『バベルの設計士』上・下巻は、ジャルダンコミックスより絶賛発売中です!共々お願いします!
辻次さん、ありがとうございました。
しかし2013年卒でまさか二人も漫画家デビューを果たしているなんて素敵ですね。ぜひ皆さんも応援しましょう!