速報!おおたとしまさ氏・書籍「麻布という不治の病」10/1発売
麻布流儀編集部です。
1992年卒の教育ジャーナリストおおたとしまささんが、10/1に麻布に関する書籍を出版されるという情報を入手しました。
書籍のタイトル「麻布という不治の病:めんどくさい超進学校」
小学館新書
なんと9名の麻布OBのインタビューから構成されていて、 登場する卒業生は(敬称略)
谷垣禎一(元自民党総裁)
亀田隆明(亀田メディカルセンター理事長)
前川喜平(元文科事務次官)
湯浅卓(国際弁護士)
宮台真司(社会学者)
伊藤羊一(ヤフーアカデミア学長)
千葉功太郎(個人投資家)
吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
ときど(プロゲーマー)
と超豪華です!
著名卒業生のインタビュー以外にも創立者の江原素六の逸話や、学園紛争を体験した卒業生の回想や、現役生との座談会、また著者自らの思い出など様々な視点から麻布の面白さを掘り下げている一冊です! せっかくですので、著者のおおたとしまささんに、校了日にコメントをいただきました!(以下おおたさんのコメントです)
まず、本書執筆にご協力いただいた9人の卒業生およびその他の方々に感謝の意を伝えたいと思います。
さて、今回の本は、この仕事をしている以上、いつかは書かなければいけない1冊だったと思っています。母校について書くことは、まるで自分の身体の一部を切り出して自分の目の前に置き、デッサンするような、グロテスクな経験でした。
教育ジャーナリストとしての自分と麻布生としての自分が衝突をくり返します。母校への愛を行間に込めつつ、手前味噌や我田引水や自慰行為にならないように細心の注意を払いました。
むしろ対象が母校であるが故に自己批判的な視点も強めに盛り込みました。一部の関係者からは反発があるかもしれません。その点においては、あえて嫌われる覚悟で書きました。
また、行間に私という人間のエゴを見透かされるであろうことも間違いありません。いままで60冊以上の本を書いてきましたが、これほどまでに自分という人間の本質を明らかにしてしまった本はありません。
通常、学校をテーマに1冊の本を書く場合には、学校の全面協力が必要ですが、今回はあえて学校に無断で書きました。私の筆力のなさゆえの我田引水のそしりや、私のエゴや、自己批判的な内容への反発に巻き込みたくなかったからです。母校の力を借りてしまうことで、そこに私の甘えが生じるのが嫌だったという理由もあります。よって、今回の本の内容に関するいっさいの責任は私にあります。
だから、いまの気持ちは「怖い」です。
本書において私は、母校をあえて自分からは切り離して、考察しました。今度はこの本が考察される番です。今日まさに校了日なのですが、書き終えた開放感はありません。ここからが、自分の信念が試される、本当の勝負だという気持ちです。
おおたとしまさ
教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ、麻布中学・高校卒業、東京外国語大学英米語学科中退、上智大学英語学科卒業。リクルートから独立後、数々の育児・教育誌の監修・企画・執筆を担当し、現在は主に書籍執筆や新聞・雑誌・web媒体への寄稿を行う。メディア出演や講演活動も多数。中高教員免許をもち、私立小学校での教員経験、心理カウンセラーとしての活動経験もある。著書は『ルポ塾歴社会』『ルポ教育虐待』『名門校とは何か?』など60冊以上。朝日新聞、VERYなどで連載。BSテレ東「THE名門校」、FMラジオJFN系列「OH! HAPPY MORNING」にレギュラー出演中。
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