麻布OBメンバーの方はログインすることで限定記事の閲覧が可能となります。
麻布流儀参加者 現在 378

麻布学園OB+オーケストラ 特別演奏会2022

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2022/8/17

麻布流儀です。

8.13に行われた「麻布学園OB+オーケストラ 特別演奏会2022」を見させていただきました。

(最初の1枚だけは麻布流儀メンバーのもので、麻布学園OB+オーケストラ代表の長岡英史(2006年卒)さんよりStudio LASPさんの写真を提供いただきました)









オープニングは、メインお二人のトーク。山下洋輔さんの「校歌を歌うために参加いただいたOBの皆さん誰もが後輩、80歳になりました」とのお話や、鈴木優人さんの「来年開催も決まってるけど、麻布学園校歌他しか決まってない」とのお話をうかがいました。



前後半に分かれての最初の曲は、2008年卒の黒田崇宏さん作曲。邦題が「世界のとある場所でI<<世界のすべての悪は沈黙の同意のもとに行われる>>オーケストラのための」とあるロシア語の題目がついています。配っていたパンフレットには世界初演ということと、ご本人による解説があり「この作品のテーマは、悪や不正義を再考することである。」とのこと。どこから音が出ているのか?と思うような仕掛けや、時々起こる静寂から、何が起こってるのか?と考えさせられる演奏でした。



前半の、2曲目はラプソディ・イン・ブルー(2008年卒の伊藤大河さん編曲)。本田聖嗣さんの解説には、「鈴木優人さん指揮の麻布学園OBプラスオーケストラが演奏する『楽譜に書かれた部分』と、山下洋輔さんのピアノによる『楽譜に書かれていない部分』が火花を散らす」との予告があり、実際にその通りの展開となりました。そのぶつかり合いの繋ぎかたというか、鈴木優人さんの指揮でオーケストラが山下洋輔さんのジャスをずっと受け取るあたりが大変良かったです。アンコールで山下洋輔さんのソロも聴かせていただきました。さすがの疾走感です。




後半の1曲目は、オルガンに三原麻里さんを迎えてのサン=サーンス作曲「交響曲第3番ハ短調作品78(オルガンつき)」で、会場である東京オペラシティコンサートホールの名物であるパイプオルガンを活かした重厚な演奏を楽しめました。そして2曲目は校歌。合唱に参加できない聴衆の代わりに、先輩がた9名が2階席から校歌を斉唱くださいました。麻布講堂での演奏も良いのですが、このコンサートホールならではの迫力は必聴です。アンコールのラデツキー行進曲も爽快な指揮振りを楽しませていただきました。






 

 


3時間弱あっという間でした。来年も楽しみです。





 

まずはYouTubeチャンネル登録を!

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2022/7/20

先日から始まりました麻布流儀YouTube。

最初は代表の前田から!その後いろんな卒業生が登場します!まずはチャンネル登録をお願いします!

チャンネル登録はこちら



前田インタビュー

↓第1回





↓第2回





↓第3回





↓第4回





↓第5回目





↓前田最終回、6回目です





チャンネル登録はこちら



この後、すでに何名かのインタビューも撮影済み!

麻布流儀YouTubeスタートしました!

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2022/7/19

麻布流儀編集部です。



前から映像は扱ったりもしていたのですが、改めて「麻布流儀YouTube」を正式(?)にスタートしました。

まずはチャンネル登録をお願いします!



麻布流儀YouTube



そして記念すべき、最初のインタビューは、麻布流儀を発案したメンバーのインタビューです。

長いので何回かに分けてお送りしますので、随時更新してまいりますので、ぜひチャンネル登録をお願いします!







麻布流儀YouTube には初期の実験投稿なども上がってるので、、、是非、リンク先からチャンネル登録&いいねをよろしくお願いします!

2012年卒の國本英樹さんが國本農場を(北海道)栗山町でスタート!

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2022/6/14




麻布流儀編集部です。

以前、麻布流儀のオンラインイベントに参加してくださった2012年麻布卒の國本英樹さん。その時「農場を始める準備中」とお聞きしていましたが、

2022年4月、北海道は栗山町にて「國本農場」をスタートさせたということでインタビューいたしました!

<國本農場/國本英樹 プロフィール>

1993年生まれ、横浜育ちの一人っ子。

2012年 麻布高校卒。

2012年 現役で北海道大学に入学。農学部に進学して農業経済学科協同組合学研究室で農家や農協を対象にしたフィールドワーク、社会経済学を研究。将来の農協を担う若手農家の実態調査など。個人的にも酪農家を中心に道内各地を訪ねてまわる。

そのまま大学院(農学院)に進学して2018年に修士修了。大学院の授業として催す「北大マルシェ」で妻と知り合う。(北大マルシェ:毎年8月に農学部前で全道の生産者、加工業者が軒を連ねて販売するイベント)

2018年に農林水産省に入省。消費・安全局農産安全管理課で農薬取締法の改正を中心とした仕事に従事。他に肥料や遺伝子組み換え作物の管理を行う規制部局で総合調整の仕事。

1年経たず2018年12月に転職を決意。当時付き合っていた妻と話し合って結婚を前提に退職、就農することに(妻は農水省でも同期)。私が先に辞めて北海道へ。

2020年3月、妻も農水省を退職して北海道へ。二人で夕張郡栗山町へ移住。入植4代目の清水農場で研修開始(その間の立場は公的には地域おこし協力隊)。

2022年4月、独立して自営業として営農開始。現在に至る。トマト、長ねぎ、とうもろこし、ブロッコリー、にんにく、さつまいも、小麦などを栽培。

 

Q1 麻布時代の部活や活動、自分はどんな子だったか教えてください!

國本 私は「ザ・麻布生らしくない麻布生」だったと思います(笑)

元々2月1日は逗子開成を受けるつもりで、受験の日まで麻布に行ったことがなかったんですが、「まさか受かるとは」という感覚でした。

入学して同級生と触れ合うと、どんな分野でも好きなことを突き詰めている人がたくさんいてかなわない人ばかりでした。自分はそこまで好きなことややりたいことがなかったので在学中は結構そういう人に揉まれて焦っていた時期もありました。何となく周りの雰囲気を見て流されやすい学生だったのかなと。周りについていきたいけど埋もれてしまうのも嫌だ、みたいな感覚がありました。だからというか、麻布に対する愛着は他の人よりないと思います。

それでも入学してオリエンテーリング部に入ってから部活どっぷりでした。上の代はインターハイで優勝したりすごい人たちがいて、でも普段の雰囲気は緩い部活で居心地がよかったです。体力づくりと称して行っていたサッカーも楽しかったです。

北大を受けたのもオリエンテーリング部のある大学だったからという理由もあって、そういう意味で結構影響を受けたのかもしれません。残念ながら大学に入ってからは大学祭運営の方にはまって部活はフェードアウトしてしまいましたが…

私の在学中は文・運実の不祥事が多くて2回運動会が中止になっています。さらに部活内でも上の学年で飲酒事案があって、停部処分を受けました。だから学園全体でも個人的にも「自由ってなんだ」という問いが常に付きまとっていたように思います。「自主自律」は後に大学で学ぶ協同組合の精神そのもので、研究テーマへとつながっていきます。



Q2 農業に興味を持ったきっかけなど含め、ご自身にとっての農業について教えてください!

國本 
身近に農業があったわけでもありませんし、最初は本当に何となくでした。きっかけは中2の夏休みの宿題で杉浦先生から「大学の学問を調べよ」という課題が出て農業経営学を調べたのが始まりでした。当時はリーマンショック明けで穀物価格が高騰してエジプトでデモが起こったり世界的に食料問題が取り上げられていたのが気になったんだと思います。

そこから農学部に興味を持って、最初は実験系に進もうと思っていましたが、農業経営学研究室のあるのが農業経済学科であると北大に入ってから知りました。農学部の7つの学科の中で唯一文系ちっくでフィールドワークが中心のため、せっかく北海道に来たのなら色んな農場、牧場に行きたいと思い農経を選択しました。

農業というと高齢化や自給率の低下で課題だらけ、古い体質で儲からないといったマイナスイメージを浮かべる方が多いと思います。私もそういう課題を何とかしたいと思って農学部に来たところがありました。しかし、実際の農家に会ってみると若い後継者がバリバリ働いていて、都会では見られないような子だくさんで、新築したいい家に住んでいました。だから、もっと良い所に着目してあげないと、と学生ながらに思いました。

消費者がもつイメージともギャップがあって、有機・オーガニックだから良いものなのかといったことや、ゲノム編集は安全なのかといった問題も農家側がもっと発信しないといけないなと、その辺は農家がまだまだ下手くそなところです。

外から農業をみる目線、農家から消費者に発信しないといけないことの双方にギャップがあるのが今の農業の現状だと思います。

一方で、そういう問題が起こるのも、食が生命にとって欠かせないもので、個人の思想や生き方、生活に密着しているものだからなのかもしれません。それゆえに、農業がもっと農業をやっていない人にも身近で、顔の見える関係をつくって生産活動をやる人以外にも農業に関わっていく人が増えていけば課題だらけの農業というイメージも克服されていくのではないでしょうか。

作物をつくる誇りと人とつながる喜びを感じられるポテンシャルをもった仕事だと思います。


Q3 実際、農家になろうと決めたきっかけは?

國本 
大学時代は常に道内中の農家を練り歩いていました。だから、大学を出る時には「現場感」が身についてしまっていて、それを農水省で活かせればよかったんですがデスクに座っているだけでは満足できませんでした。

また、農水省にいてどうしても机上で農業を語るということに違和感があって、農業をやってもいないのに農業を語るということに自分の中で納得ができませんでした。

そんな時に、学生時代から通っていた野菜農家さんの姿が浮かんで、自分でやればいいじゃないかと思い立ちました。幸い、妻(まだ結婚していませんでした)が一緒にやろうと言ってくれて結婚することになり、話が本格化しました。

あと、これは冗談半分ですが、いつか日本が財政破綻した時に一番強いのは農家だと思いました(笑)



Q4 約二年間の準備期間があったとお聞きしていますが、実際どんな準備をされたのですか?

國本 2年間、受入農家(親方)の下で研修生として農作業をしながら機械の操作や作物管理を教わっていました。親方夫妻と親方のご両親の4人に加えて私たち夫婦で作業を分担して、管理作業、収穫、出荷準備ほぼ全てに関わります。また、地域の行事(農家の寄合や農協の人との打合せ等)にも同行させてもらって地域に顔を覚えてもらいます。

そうすると、「あそこの研修生にあの農地どうだ」とか「使わない機械があるから持っていかないか」といった話が来るようになります。その中で独立する土地が決まり、機械や道具をもらってきて独立の春までに準備をします。

農地にしても不動産屋で斡旋してもらえるわけではないので、顔の見える関係をつくって信頼を得ないと手に入りません。それが農業の世界です。

こういった話は研修の2年目に本格的に動き始めて、土地の売買をしたり、親方に時間をもらってハウスを建てる、買い取った施設の補修をするなど必要な作業を進めます。うちは2月の長ねぎの種まきが最初の農作業だったので、何としてもそれまでにハウスを建てて水やりの施設や播種に必要なトレイなどの資材を用意する必要がありました。

農場開業の初期投資が1,300万円くらいですが、そのうち3分の1は中古で近隣の農家さんから売ってもらったもので、トラクターなど通常より破格に安く譲ってもらいました。また、金額に載っていないタダ同然でもらった道具なども買えば何万もするようなものばかりです。農家の倉庫にはそういう宝が眠っていると同時に、顔見知りになったら見返りに関係なく助けてくれる人たちです。

準備期間は、技術を身につける期間、物理的なものの用意の期間に加えて関係をつくる期間と言えます。



Q5 今後の夢や目標を教えてください

國本 生産者としては、良い作物をつくり続けること。それに尽きます。

一方、農業に関係のない人も多い時代であるので、身近に感じてもらえる取組みをしていきたいです。(先日、友達と会社(一般社団法人)を立ち上げて食育活動をしていくことになりました。)

また、いずれ大学に戻って博士課程を取りたいと思っています。農家と研究者の二足の草鞋が目標です。






Q5 それでは最後に「國本農場」のPRをお願いします!

國本 当農場の一押しはトマトです。植物生理に沿った栽培で、美味しさだけでなく健康を維持する薬草としての野菜をつくって参ります。

後にも先にも麻布出身の農家がいるかはわかりませんが、せっかくの麻布で培ったご縁で皆さまに喜ばれる野菜をお届けできればと思います。




國本農場

北海道夕張郡栗山町日出350番地

https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000200234





 

 

 

なぜイトテツがアタカマにいるのか?

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2022/4/6

麻布流儀編集部です。

今回から始まります「いとてつブログ」は今回は編集部が投稿を代行してお送りします。



(以下、ご本人の記述です)





雨が降らないこの土地に、虹がかかっている。僕は初めて見る風景だった。



 こんにちは。いとてつこと、1992(H4)年卒、伊藤哲也です。南米チリの北部、アタカマ砂漠の真ん中で仕事している。これまで出張で来ることは何度もあったが、ついに今年の2月から赴任になった。

 砂漠で何をしているのかというと、電波望遠鏡の運用に携わっている。ここにALMA(アルマ)という国際協力の電波望遠鏡があるのだ。正式名称をAtacama Large Millimer-submillimeter Array (アタカマミリ波サブミリ波干渉計)という。口径7m のパラボラアンテナ12台、口径12m のを54台、合わせて66台のアンテナを組み合わせて、宇宙からの電波を観測し、宇宙の謎を解明しようという国際プロジェクトである。北米、ヨーロッパ、東アジアの各国が参画しており、日本は東アジアのセンターとしての役割を果たしている。その中心は私の勤務先の国立天文台である。国立天文台では約80名がこのプロジェクトに参加しており、うち15名程度がチリで働いている。

 実際に私が働いているのはALMA山麓施設と呼ばれるところだ。山麓といっても、標高2900m である。実際に望遠鏡(アンテナ)が並んでいるのは標高5000m だ。私もこれまで何度も行ったが、この標高になると約0.6気圧と空気が薄く、酸素ボンベを背負って仕事をする。その点、標高2900mならば、最初は動くと息は切れるが、数日もいれば慣れてくる。そこで、ここに保守と運用のための施設を作り、ベースキャンプとして使っている。

 よく間違えられるが、私は研究者ではない。国立天文台の技術者として、ここに派遣されている。大学院には研究者になりたいと思って入ったが、残念ながら7年いて博士号がとれなかった。そして、天文台には技術職員として採用された。ふりかえれば、中学2年の時、麻布の天文部の同期の板橋と、口径45m の電波望遠鏡と10m 5台のアンテナの干渉計があった、野辺山宇宙電波観測所の特別公開に参加したのが、私がここにいる始まりだった。所長の森本雅樹先生の講演を聞いてその変人ぶりに感動し、海部宣男先生の「電波望遠鏡を作る」という野辺山観測所を作った記録を読んで、僕も電波望遠鏡を作りたい、と考えたのが、最初のきっかけである。あれから35年。思えば遠くに来たものだ。

 次回から、ここでの仕事と生活について、少しずつ書いていきたい。どうぞよろしく。

<会員限定>12/3イベントURL

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2021/11/26




会員メンバーはログインいただくとイベントのURL情報をご覧いただけます。そちらの内容を麻布OBに伝えて参加を促すなどはOKです。

11/30「スノウボールアース」第2巻発売!

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2021/11/25




何度か麻布流儀でもご紹介させていただいております、2013年卒で漫画家の辻次夕日郎さんが月刊!スピリッツ連載中の「スノウボールアース」の第二巻が11/30に発売となります!



過去の記事はこちら

https://azabu.style/interview/2876



コメントを頂きましたのでご紹介いたします!



辻次 「『スノウボールアース』は麻布時代、芦藻やその他友人らと共に観たアニメや漫画の総決算のような作品です。どうぞよろしくお願いします!」





前回も豪華な帯でしたが、今回もゲームクリエイターの小島秀夫氏が絶賛していますね。ぜひ麻布OB並びにもちろん、こちらをご覧いただいている皆様にもぜひぜひお手にとっていただきたい作品です。

みんなで辻次さんを応援していきましょう。



そして、すでにご案内しておりますが、来週12/3金曜日19時より無料のオンラインイベントを開催いたします。






 
2013年卒の辻次夕日郎さんと芦藻彬さんの同期対談です。
(*二人ともペンネームです)



辻次夕日郎さんについてはこちら

https://azabu.style/interview/2876



芦藻彬さんについてはこちら

https://azabu.style/interview/2638







麻布OB限定ではございますがZOOMのURLは麻布流儀グループや、このwebページで会員ログインされた方のみ見れる領域でURLを近日公開します。

辻次さんが連載中の「スノウボールアース」の第二巻発売記念のイベントとなります。

漫画家が同期で二人もデビューするなどなかなか珍しい状況だと思いますが、そんなお二方に漫画家という職業について色々と語っていただきます。



麻布OBの皆様はぜひ12/3金19時をご予定ください!

麻布OB漫画家対談イベント「漫画家の生態に迫る!」開催告知

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2021/11/5

 
漫画家2名の特別対談オンラインイベントを12/3金19時より開催します!
2013年卒の辻次夕日郎さんと芦藻彬さんの同期対談です。
(*二人ともペンネームです)



辻次夕日郎さんについてはこちら

https://azabu.style/interview/2876



芦藻彬さんについてはこちら

https://azabu.style/interview/2638



麻布OB限定ではございますが後日ZOOMのURLをお伝えしますので、ぜひご参加ください!



辻次さんが連載中の「スノウボールアース」の第二巻発売記念のイベントとなります。

漫画家が同期で二人もデビューするなどなかなか珍しい状況だと思いますが、そんなお二方に漫画家という職業について色々と語っていただきます。