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麻布流儀企画「全国の駅弁を食べよう2020」レポート

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2020/1/18

1月15日(水)の夜、「全国の駅弁を食べよう2020」が代々木で開催されました。このイベントは、京王百貨店で開催されている「元祖 有名駅弁と全国うまいもの大会」で販売されている駅弁を事前に駅弁マスターが厳選し、食べる前に駅弁マスターによる解説を聞いてから駅弁を選んで食べるというものです。

今回、選ばれたのは13個の駅弁。オープニングで、駅弁マスターとゲストの間貞麿さんのプロフィールを紹介したのち、まずは駅弁の定義と駅弁大会についての豆知識が披露されました。過去には高島屋が駅弁大会を開いていたとか、京王百貨店の大会に引き続き阪神百貨店・鶴屋百貨店と大会が開かれ1月と2月に集中してイベントが開かれているなど、だんだん深い世界に入っていきます。

ひきつづき、北は北海道から順番に駅弁の紹介。今回の選定基準に「駅弁らしい駅弁」「味がよい駅弁」とあるだけあって、どの駅弁も紹介に出てくる写真も食欲をそそるものでした。最初に紹介された長万部駅「かなやのかにめし」から、「今は駅で売っていない」とマニアックな情報が飛び出し、質疑応答を交えながら13個の弁当の紹介が終わるころには40分が経過していました。


全ての弁当が紹介されたところで、駅弁ドラフトの開始です。要は、参加者がそれぞれ自分の食べたい駅弁を一斉に指差し、競合しなかったら無事ゲットできるというもの。一番人気は武雄温泉駅「佐賀牛弁当」で、3名が競合しました。結局、参加者ですこしずつおすそ分けしてもらったのですが、駅弁マスターが「常温の味では日本一の牛肉駅弁だと思う。」と紹介していただけあって味は抜群。一方で、園部駅「栗めし」や米原駅「湖北のおはなし」といった古風で素朴な味付けの弁当もご飯がおいしく、日本にしかないという駅弁文化の幅広さや奥深さを堪能することができました。

ひととおり食べたところで、鉄道トークの時間。ヨーロッパの駅はホームが櫛状になっているターミナルが多かったが、最近は日本のように中央まで直通させるスタイルが増えてきている、など日本だけにとどまらないネタは、とても興味深かったです。

感想として、駅弁がこんなにもおいしく、バラエティー豊かだとは気づいておらず、同時に多くの種類を食べるということで、純粋に楽しい企画になりました。京王駅弁大会では300の駅弁が売られ、毎年数十が入れ替わるということなので、来年もまた開催したいと思います。参加いただいた皆様、駅弁マスターと間さん、どうもありがとうございました。