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『頭のいい人が話す前に考えていること』 出版記念  安達裕哉氏インタビュー

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2023/5/22

麻布流儀編集部です。

以前、一度ご紹介しました1994年卒の安達裕哉さん。(その時の記事はこちら

その安達さんが本を出されたということでインタビューです!



人気サイト『Books&Apps』の運営者で麻布1994年卒の安達裕哉さんの新著『頭のいい人が話す前に考えていること』が出版されました!

出版を記念して紙上インタビューしました。

編集部:『頭のいい人が話す前に考えていること』、ご出版おめでとうございます!

ずばり、この本のセールスポイントは。

安達:読み手が抱える「人間関係の余計な摩擦」を最小限にする目的で書きました。そのための「かしこい振舞い方」があるというのが、本書のポイントです。

編集部:以前に麻布流儀でインタビューさせていただいた『超アウトプット入門』では「アウトプットとは他者の評価を受ける活動」と定義していました。また、今回、「頭がいいというのは他者評価」という定義が出てきました。安達さんにとって自己と他者との関係性とは。

安達:人間の本質は、その人単体ではなく他者との関係性の中に立ち上がると考えています。

編集部:今までのご著書やブログの文体はどちらかというと読者と少し距離を取る書き方、ハードボイルドな語り口でしたが、今回の本では語り口の変化を感じました。また自己開示の度合いもやや踏み込んだものである印象があります。なにか心境の変化がありましたか?



安達:これは、ダイヤモンド社の編集者の勧めが大きいです。「読者にもっと寄り添う」ことを突き詰めた結果、こうなりました。



編集部:新著では、感情のコントロール、冷静でいることの大事さを説いています。感情的になりすぎる人が失敗する例は多いですが、一方でなにかことを成しとげる人の原動力に、情熱や憤りなどの感情がなることもあります。ぼくらは「感情」というものとどう付き合っていけばよいのでしょうか。



安達:感情は大事にしなければなりませんが、それを他者に向かってどう表現するかは、常に選択の余地があるとおもっています。



編集部:新著ではまた、本質を見抜くことの大事さを説いています。本質を見抜く訓練でおすすめの方法のは。

安達:人によるかもしれませんが、頭の中であれこれ考えるだけではなく、書いたり、人に話してフィードバックをもらうことで、より理解は深まると思います。特に「人に教える」と、深いところに気づきやすいので、積極的にノウハウを発信してみると良いと思います。

編集部:我々は、他者なしでは存在しえないし、人間関係の中で生きていくしかない。一方で、人間関係はわずらわしさやトラブルの種でもあります。人間関係の中で生きていくことやコミュニケーションの醍醐味について考えていることがあれば教えてください。

安達:言葉を介したコミュニケーションは一種の知的ゲームですから、ゲームを楽しめる人に攻略しがいがあるでしょう。一方で「不得意」な人には、無理にゲームに付き合う必要はない、と申し上げるべきでしょう。

編集部:あえて伺います。「頭がいい」を目指す理由は。なぜ私たちは「頭がいい」を目指すべきなのでしょうか。

安達:目指すべきか、といわれたら、それは自由です、と言いたいですが(笑)

ただ、人の心が読めるようになると、仕事もプライベートも、楽になるのは事実です。

編集部:もし続編を書くとしたらどんな切り口を考えていますか。

安達:今のところ続編を書くことは考えていませんが、最近はよく「AIとのコミュニケーション」について考えています。



ありがとうございました!


書籍のお求めはこちら

 

安達裕哉さんプロフィール




1975年東京都生まれ。1994年麻布高校卒。筑波大学環境科学研究科修了。世界4大会計事務所の1つである、Deloitteに入社し、12年間コンサルティングに従事。在職中、社内ベンチャーであるトーマツイノベーション株式会社の立ち上げに参画し、東京支社長、大阪支社長を歴任。大企業、中小企業あわせて1000社以上を訪問し、8000人以上のビジネスパーソンとともに仕事をする。その後、起業して、仕事、マネジメントに関するメディア「Books&Apps」(読者数150万人、月間PV数200万にのぼる)を運営する一方で、企業の現場でコンサル ティング活動を行う。

 

2004年卒の吉原慶太さんが社内ベンチャー制度で「ALL GREEN」立ち上げ!

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2023/5/10


麻布流儀編集部です。

この写真はなんだろう、、、と思った方も多いと思いますが、久しぶり(?)のインタビューは2004年麻布卒の吉原慶太さんが登場。

サントリーの2021年に創設された社内ベンチャー制度「FRONTIER DOJO」で、第1期の合格生として2022年10月から社外に飛び出し「お茶での起業」に挑戦している麻布卒業生です。インタビューいたしました!

<吉原慶太さん プロフィール>


2004年 麻布高校卒。

2011年 慶應義塾大学理工学部機械工学科卒。(学部4年、修士2年)

2011年サントリー入社 プラントエンジニアとして工場立ち上げ、ウォーターサーバー・ビールサーバー・コーヒーサーバーなどの飲料家電や飲料機材開発、緑茶の中味技術開発、シーズ技術の事業化など。

2021年社内ベンチャー制度「FRONTIER DOJO」で第1期の合格生に。

2022年10月社外に飛び出し「お茶での起業」に挑戦中。

 

 

 

Q1 まず最初に麻布時代のことを教えてください!

吉原 軟式テニス部と美術部に入っていました。が、基本的には部活も授業もそっちのけで週7日ゲームセンター(日の丸や渋谷新宿)に通っており、ダメな麻布生のテンプレ。ガンダムを題材とした対戦ゲームの大会で優勝したおかげで、「西スポの撃墜王」などと呼ばれたりしていました。

成績も学年ビリ。ほぼ全教科0点だったので、理系も文系も選び放題。だったら、自分の手でガンダムでも作ろうか。と思って機械工学科を志望するような、行き当たりばったりの生徒でした。(そもそも慶應にはロボットの研究室はありませんでしたが)

食べ物を作って売ることが好きだったのか、文化祭・運動会では高学年になっても接待部門の常連でした。「やきそば」「お好み焼き」「餃子」「やきとり」「チャーハン」…殆どのメニューを体験しており、今思えば、飲み物・飲食関係の今の仕事に結構役立っているなあと思います。



Q2 続いて、大学→サントリーのあたりを教えてください!

吉原 
アーチェリーとテニスの2つのサークルを掛け持ちしてました。

アーチェリーサークルでは女子大とのインカレサークルの部長として真面目に活動しておりましたが、テニスの方はいわゆる飲みサー。

コンパの慶早対抗戦をやるほどストイックな飲みサーで、アルコール繋がりで知り合いからサントリーを勧められました。

ちょうどお台場に実物大のガンダム像ができたタイミングでもあったので、ガンダム像の見学ついでにお台場にあるサントリー本社にて面接を受けました。

「僕は人一倍ビールを吐いてきたので、吐きやすいビールを開発したいです!」という、今思えば頭がおかしい志望理由を温かく受け入れてもらい、サントリーに入社しました。

Q3 それでは本題(?)です。吉原さんが立ち上げた「ALL GREEN」についてその立案の流れなどを教えてください!

吉原 
サントリーでは技術開発部署が多く、開発した技術の殆どが商品には使われずに死蔵されていきます。

そのため、いかに商品を企画する事業会社に技術を売り込むかが、技術開発部署の成果に直結します。

当時の私は自部署で開発した緑茶技術を事業会社に売り込む、企画・営業のような業務をやっていたのですが、部署の開発した技術に共感が持てず、本業の傍ら自分で独自の粉末茶技術を開発していました。

というのも、部署が開発していたのは大量の安い茶葉からお茶の美味しい成分を抜取り、それらを調合して美味しいお茶を作るという技術。

非常に工業的でマスプロダクト向けの技術でした。

元々コーヒーマイスターでもある私としては、スペシャルティコーヒーのような、日本茶の品種や産地の違いが生み出す嗜好文化的を創り出すための技術が作りたい、と考えていました。そんな折にサントリー初の社内ベンチャー制度「FRONTIER DOJO」が社内起業の挑戦者を募集しており、これ幸いと参加し、現在のALLGREENの誕生に至ったという経緯です。



Q4 (かなり無理矢理ですが、笑)こういった起業精神、ALL GREENへの思いなど麻布時代からの繋がり、共通点など何かありますか?

吉原 
思い返せば、麻布時代に何でも挑戦する体験ができていたからじゃないかと。

前述のような数多のゲームセンターの大会だったり、テレビ東京のポケモンスタジアムの出演に挑戦したり、高校生クイズに出場してみたり。

思い立ったらその場のノリと勢いで行動する、という麻布生ならではの生態は起業家に向いていると思います。また、江原素六先生は、実は沼津で茶業の発展に多大に貢献された方なんですよ!そうしたスピリットも(無理矢理ですが、笑)我々麻布生の中に根付いていたんだと思います。



Q5 クラウドファンディングもやられると聞きました、その辺りのこと含めALL GREENを宣伝してください

吉原 
2023/5/11(木) 12:30より、クラウドファンディングのMakuake様にて、ALLGREENの先行販売を開始します。

通常販売に先立ち、特別価格にて販売いたします。数量限定で更におトクな早割商品も登場予定です。応援よろしくお願いいたします!

Makuake「ALL GREEN」

https://www.makuake.com/project/allgreen/






Q6 今後の目標など教えてください!

吉原 
今はゼロワンブースター社の暖簾をかりての事業化という段階なのですが、ALL GREENは近いうちに自分の手で起業したいと考えています。

また、日本茶というコンテンツのすばらしさを国内だけでなく海外にもどんどん発信し、茶農家をなりたい職業まで昇華させたいですね!

私はまだまだサントリーのひも付きですが、起業家のタマゴとして頑張っていこうと思います。

麻布の起業家の諸先輩方、ぜひご指導ご鞭撻をお願いいたします!



以上、本日は2004年卒の吉原慶太さんにお話をお聞きしました。ぜひMakuakeからも皆さん応援してください!



Makuake「ALL GREEN」

https://www.makuake.com/project/allgreen/



ALL GREENのwebページはこちら


https://all.green/







辻次さんの最新刊5巻発売中!!!!

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2023/3/20




麻布流儀編集部です。

2/28に発売済みなのでちょっと遅くなってしまいましたが、辻次さん本人からも写真や情報をいただきましたのでぜひ、よろしくお願いします!



辻次さんの過去のインタビュー



https://azabu.style/interview/2876



以下ご本人よりいただいた情報です!



「#スノウボールアース 」第5集、2月28日(火)発売しました!!

激闘後のミシマ・モールから始まる比較的楽しいお話多めの巻ですので是非。

帯コメントは「天元突破グレンラガン 」「キルラキル」「髑髏城の七人」等々を手掛けた劇作家・脚本家の #中島かずきさんです……!!!

【kindle版リンク】https://www.amazon.co.jp/dp/B0BVBF29W5?ref_=cm_sw_r_mwn_dp_KA065MDQKM7KKZKW7WP3

【各書店リンク】 https://www.shogakukan.co.jp/purchase/paper/books/09861589



紙の本は是非書店で!



↓帯なし書影








1-4巻もよろしくです!

麻布流儀Youtube、吉田さんの巻、再開!

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2022/12/26

しばらく放置プレイになっていましたが、麻布流儀Youtube、吉田秀樹さんの回が再開!



4回目です。

https://www.youtube.com/watch?v=nQ6ChIFy0Os









1回目から見直したい!などの方はこちら!

https://www.youtube.com/@user-mt4my1ld1x

2001年卒石坂さんが病院で電車購入のクラウドファンディング中!?

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2022/10/6

麻布流儀編集部です。

麻布2001年卒で、精神科病院の副理事をされてい石坂真一郎さんが、何やら東急8500系を購入し病院に設置するというクラウドファンディングを開催中とのことで、ご本人にどんなことなのか教えていただきました。






石坂「2001年卒の石坂真一郎です。現在は東京・神奈川を拠点とする特定医療法人研精会で副理事長をしています。私は元々公認会計士で大手監査法人に10年近く勤めましたが、2014年に、未知の領域であった医療業界に飛び込みました。

この業界に来て8年が経ちましたが、業界特有の様々な問題に気づきました。また私たち法人のコア事業である精神医療も問題が多い。

今回、精神科病院である東京さつきホスピタル(調布市)に、東急田園都市線で長年活躍した8500系車両を設置することにしました。精神科病院に電車です。意味不明ですよね?

精神科病院は薄暗くて閉鎖的、なんてイメージはないでしょうか?何だか使いづらい、人に勧めづらい、そんなことはありませんか? 精神科病院は心の病を治療したり癒したりする場所のはずなのに、このイメージではまずい。 精神科病院は明るく開放的な場所であって、気軽に、気楽に使える場所であるべきだ。

そんなことをボンヤリ考えていた矢先、鉄道車両を丸ごと販売するという冗談のようなニュースを聞きつけました。 病院にドーンと電車があったら面白いな、よしやってみようとなった訳です。

設置費用が思ったより掛かることが分かったので、思い切ってクラウドファンディングに挑戦する事としました。ドキドキしますが、何とかやりきってみるつもりです。

今回大変ありがたいことに、私たちのコンセプトに賛同して頂き、東急グループさんより並々ならぬサポートを頂いております。結果として、精神科病院と鉄道会社がコラボすることになりました。こんなコラボも面白くないですか? 患者さんや医療関係者のみならず、地域の方や鉄道ファンにも楽しんでもらえる精神科病院を目指します。

気楽に、気軽に利用できる精神科病院。ワクワクする気持ちと遊び心。

皆さまの温かいご支援ご協力をどうぞ宜しくお願い致します!!」



なんか麻布らしいなぁ、笑。興味を持たれた皆さんはぜひ応援しませんか?

そのクラウドファンディングがこちら

https://readyfor.jp/projects/tokyosatsuki_8500



↓写真真ん中が石坂さん。







特定医療法人研精会(石坂さんが副理事長)

https://www.kenseikai-group.or.jp/

8/30辻次夕日郎(2013卒)さんの漫画4巻発売!

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2022/8/30

麻布流儀編集部です。

辻次夕日郎(2013卒)さんの漫画4巻発売が今日発売です!ご本人から書影をいただきました!

辻次さんより一言「巨大ロボットVS怪獣のタイマン集です。よろしくお願いします!」



帯ありと帯なしの書影!スノウボールアース4巻です!







お求めは書店やアマゾンなどで!

こちら

麻布学園OB+オーケストラ 特別演奏会2022

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2022/8/17

麻布流儀です。

8.13に行われた「麻布学園OB+オーケストラ 特別演奏会2022」を見させていただきました。

(最初の1枚だけは麻布流儀メンバーのもので、麻布学園OB+オーケストラ代表の長岡英史(2006年卒)さんよりStudio LASPさんの写真を提供いただきました)









オープニングは、メインお二人のトーク。山下洋輔さんの「校歌を歌うために参加いただいたOBの皆さん誰もが後輩、80歳になりました」とのお話や、鈴木優人さんの「来年開催も決まってるけど、麻布学園校歌他しか決まってない」とのお話をうかがいました。



前後半に分かれての最初の曲は、2008年卒の黒田崇宏さん作曲。邦題が「世界のとある場所でI<<世界のすべての悪は沈黙の同意のもとに行われる>>オーケストラのための」とあるロシア語の題目がついています。配っていたパンフレットには世界初演ということと、ご本人による解説があり「この作品のテーマは、悪や不正義を再考することである。」とのこと。どこから音が出ているのか?と思うような仕掛けや、時々起こる静寂から、何が起こってるのか?と考えさせられる演奏でした。



前半の、2曲目はラプソディ・イン・ブルー(2008年卒の伊藤大河さん編曲)。本田聖嗣さんの解説には、「鈴木優人さん指揮の麻布学園OBプラスオーケストラが演奏する『楽譜に書かれた部分』と、山下洋輔さんのピアノによる『楽譜に書かれていない部分』が火花を散らす」との予告があり、実際にその通りの展開となりました。そのぶつかり合いの繋ぎかたというか、鈴木優人さんの指揮でオーケストラが山下洋輔さんのジャスをずっと受け取るあたりが大変良かったです。アンコールで山下洋輔さんのソロも聴かせていただきました。さすがの疾走感です。




後半の1曲目は、オルガンに三原麻里さんを迎えてのサン=サーンス作曲「交響曲第3番ハ短調作品78(オルガンつき)」で、会場である東京オペラシティコンサートホールの名物であるパイプオルガンを活かした重厚な演奏を楽しめました。そして2曲目は校歌。合唱に参加できない聴衆の代わりに、先輩がた9名が2階席から校歌を斉唱くださいました。麻布講堂での演奏も良いのですが、このコンサートホールならではの迫力は必聴です。アンコールのラデツキー行進曲も爽快な指揮振りを楽しませていただきました。






 

 


3時間弱あっという間でした。来年も楽しみです。





 

まずはYouTubeチャンネル登録を!

麻布流儀編集部
麻布流儀編集部
date:2022/7/20

先日から始まりました麻布流儀YouTube。

最初は代表の前田から!その後いろんな卒業生が登場します!まずはチャンネル登録をお願いします!

チャンネル登録はこちら



前田インタビュー

↓第1回





↓第2回





↓第3回





↓第4回





↓第5回目





↓前田最終回、6回目です





チャンネル登録はこちら



この後、すでに何名かのインタビューも撮影済み!