東京オリンピックを目指す麻布2002卒 川田貴章さん!
麻布流儀編集部です。
麻布流儀の裏テーマと言うか表テーマと言うか、
「麻布からノーベル賞を」「麻布からオリンピック選手を」というのがあります。
まさに、ぴったり(?)な麻布OBをご紹介したいと思います。
2020年東京オリンピックを目指す麻布OBがいるのをご存じでしょうか?
2002年卒業の川田貴章さんです。
リオオリンピックで新たに採用されセーリング競技の「フォイリングナクラ17」というセーリングで初めての男女混合種目で、東京オリンピックを目指されています。ナクラ17(NACRA17)という種目は男子1名、女子1名の2名でカタマランという双胴艇を使用して戦う競技で、日本の代表枠は1つだけです。2019年に行われる代表選考レースでトップになることで出場が決まるとのことで、川田さんは同い年の梶本和歌子さんとペアを組み活動されています。日本セーリング連盟指定強化選手です。
そんな川田貴章さんにお話をお聞きしました。
1.麻布時代のエピソードを教えてください。
川田「部活動などはしておらず、帰宅部でした。授業が終わった瞬間にダッシュで帰宅しジムへ。文化祭は大会と重なるので参加せず、授業も大会と重なると公欠をもらっていました。土日と長期休みを入れて、年間150日ぐらいはヨットに乗っていました。朝は眠いので、年間180日ぐらい遅刻。なんでも受け入れられる、麻布の校風を活かして、好きなように生きてました。筋肉で目立ってましたが、校内でのアクテビティは低かったです」
2.セーリング競技はいつから始めたのですか?きっかけなどを教えてください。
川田「父親が大学時代にヨット部に所属していたのをきっかけに、小さい頃からヨットに乗せられていました。小学校3年生で競技として始めました」
3.ご自身の経歴などを教えてください。
川田「高校3年の時に、セーリングの一人乗り種目で、国体優勝、全日本選手権優勝しました。一浪で東大理科3類、医学部に入学しましたが、休学して男子二人乗り種目で北京オリンピックを目標に活動し、世界選手権など出場しましたが、最終選考で敗退しました。セーリングに後ろ髪を引かれつつも、引退して医師の道へ進みました。大学卒業後は初期研修、形成外科を経て、腎臓内科に。東大付属病院腎臓内分泌内科に勤めました。2016年休職して選手としての活動を再開し、ミキハウスに所属しています」
4.目標と現状についてお話しください。
川田「東京オリンピックでのメダル獲得と、セーリング競技をもっと多くの方に楽しんでもらうことを目標に、活動しています。10種目あるセーリング競技の中で、東京オリンピックから採用される水中翼付の男女ペア種目、ナクラ17に乗っています。2017年から始まったばかりの種目で、自チームを含め、世界中で手探りの状態です。2018年から、本格的に大会に参戦します」
5.麻布OBへ一言お願いします。
川田「既にチーム内外で、多くの麻布OBの方々にご協力・ご支援頂いております。ぜひ一緒に東京オリンピックを楽しんでください。セーリング競技のファン獲得や普及のためのアイデアやご協力、スポンサー企業や、クラウドファンディングへのご協力も、募集しております。よろしくお願いします」
川田貴章さん関連のサイト
ウェブサイト
wakatakasailing.com
https://facebook.com/wakatakasailing
クラウドファンディングサイト
https://a-port.asahi.com/projects/nacra17_japan/
医師でもある川田さんですが、現在は休職して選手としての活動を再開し、2018年も1月からスペイン合宿、日本セーリング連盟の合宿と練習三昧の日々の予定であり、3月から選考レースやヨーロッパを転戦されていくようです。
麻布流儀でも今後の川田さんの活動に注目しご紹介していきます。
「みんなで川田貴章選手をオリンピックに!」のように応援プロジェクトを立ち上げていきたいと思っていますので、定期的にご紹介したいと思います。またまだスタートしておりませんが、麻布流儀の「麻布クラウドファンディング」などでも支援ができるよう検討してまいります。
予告です。
来年の3月くらいになりますが、麻布OBでオリンピックを目指す川田さんご本人とそれを支援する麻布OBの橋本総業株式会社代表取締役社長の橋本政昭さん(昭和44年卒)との対談を予定しております。ぜひご期待ください。
麻布からオリンピック選手を!みんなで応援していきましょう!
↑この記事すでに公開済みです。下記からどうぞ。
https://azabu.style/interview/1303